よくSNSなどで「採用したくなる逆質問」や「面接結果が覆る逆質問」といったコンテンツがありますよね。
正直にお伝えすると、「この質問のおかげで採用したい!」となったり、「面接の評価がガラッと変わる」ということは基本的にありません。
ではなぜ”人事”や”元人事”が、ああいったコンテンツを発信しているのかというと、それは、「少しでも転職活動をうまく進めたい」「質疑応答以外で、何か良い方向に進む手段はないか」という、求職者さんの深層心理に響くからです。ある意味、戦略的なマーケティングの視点が含まれている、という側面があるのです😳
「採用される逆質問」の裏側
少し言い方が悪くなってしまいますが、純粋に「求職者さんのためだけ」というよりは、『私たち(発信側)が、採用に関する良い情報提供者であると見てもらうため』という意図があったりもします。(もちろん、会社によっては逆質問で結果が変わるところもあるかもしれませんが、、)
もし、こうしたコンテンツを参考にされていた方がいたら、ぜひここで逆質問の定義をガラッと変えてみてください🚨
面接官に「良く見られたい」の落とし穴
逆質問を考える時、「どうすれば面接官によく見られるか」「不利な状況を少しでも挽回できるか」といった視点が、つい頭をよぎりませんか?
まず、この視点から離れてみて欲しいです!
確かに、視点の良い質問をされて「おぉ、すごいな!」と私個人が感動することはありますが、それはあくまで私個人の感情でしかなく、会社としての採用基準が変わることはありません💧
逆質問の「本当の目的」とは?
では、逆質問って”何のため”にあるのでしょうか?”何を聞けば”いいのでしょうか?
逆質問の定義(再設定) 自分がこの会社を選ぶと決断する時の判断材料を集める時間 自分のために、本当に気になることを聞く時間
もちろん、そうした考えの方もたくさんいると思うんですが、案外人って相手によく見せようという思いがあるので(特に面接とかだと)、本当に気になること、例えば入社後の自分に直結する重要なことって聞けてないと思うんですよね💡
なので今一度、自分のためになる質問をしっかり考えてみてほしいのです。そして、そのために面接官を困らせるくらい(笑)遠慮なく質問をぶつけてみてください。
判断材料を徹底的に集めよう
例えば、仕事内容について「テレアポをして商談をします」という回答だけで満足できますか?「もっと詳細が欲しいんだよ〜🥺」と思ったことはありませんか?
結局、よく分からないまま内定をもらった時に、「判断材料が足りなくて決められない…」という状況になってしまうことがある気がしています。もちろん、会社側がきちんと説明する義務があります。それと同時に、求職者さん自身も「しっかり聞く必要」があると思っていて、この双方向のコミュニケーションが非常に大切なのです🌱
ミスマッチを防ぐために聞くべきこと
「じゃあ、そもそもミスマッチをなくすためにどんなことを聞けばいいの?」と気になった方もいるのではないでしょうか?👀
そんな方のために、いくつか参考になる資料やヒントを準備していますので、ぜひ参考にしてみてくださいね✨
繰り返しになりますが、これらが全てではありません。何よりも「自分がこの会社で働くとしたら、何が分かればベストか」という視点で、しっかりと自分の聞きたいことを整理する時間も大切にしてあげてくださいね🌟