日々の業務の中で感じたことや気づいたことも、このコラムではゆるく書いていこうと思います。
言語化の課題に気づくまで
うちの教育の考え方として「理解 → 実践 → 言語化」を共通言語にしているのですが、最近その中の “言語化” について、自分自身の成長を実感できた出来事があったので共有させてください!
結論から言うと、私がやったことは「本を読む」という、すごくシンプルなことです。ありきたりかもしれませんが…自分の課題に気づいた上で読むと気づきが多くて、以前は本を読むことにあまり積極的ではなかった私が、ここ最近はものすごいスピードで読書をしています。なぜそうなったのか、よければ読んでみてください✨
まず前提として、私は「理解も実践も言語化も、一定レベルではできている」と思い込んでいました。
ですがあるきっかけがあって、実はまったく “言語化ができていなかった” ことに気づく瞬間があったんです…😢そのきっかけというのが、まさに このコラム でした。
このコラムを書こう!となったとき、テーマが「面接でよく聞かれること」だったこともあり、正直スラスラ書けるだろうと思っていたんです。面接では毎回話している内容ですし、答えに迷ったこともなかったので、謎の自信もありました(笑)
ところが、いざ書いて読み返してみると、いろんな要素を盛り込みすぎて “結局何を伝えたいのか分からない文章” になっていて、、、しかもそれに自分では気づけず、社長に指摘されて初めて分かるという衝撃…🌀笑
はじめは「自分は文章力がないんだ…」と落ち込んでいました。
でもよく考えたら、面接という “実践” の場では、表情や身振り手振りなど視覚的な情報も含めて伝えられるので、多少日本語が変でも相手に補完してもらえいたんだと気づいて💡だから私は、それを “言語化できている” と勘違いしていたんです。
でも文章になると、ニュアンスや雰囲気で伝えることはできません。情報の繋がりが弱いと、読み手は「ん?何が言いたいんだろう?」となってしまいます。
私はその弱さを補おうとして、色んな要素で文章をデコレーションしてしまい、結果として “何を伝えたいのか” がぼやけてしまっていました。これこそまさに、「言語化」という言葉の本当の意味を履き違えていたのだと思います。
じゃあ、それがなんで本を読んだら「言語化」ができるようになってきたのか。この理由は大きく2つあると思っています。
本を読むことで言語化が変わったこと
「1つ目は、「感覚的にやってきたことの背景を、理論で理解できたこと」
これは採用サイトの「教育への考え方」にも書いてあるのですが…
“脳は、情報同士に“つながり”が生まれたときに強いインパクトを感じ、新たな情報への理解を深めます。 「なるほど」と腑に落ちる時というのは、新たな情報が過去の知識と結びついた瞬間なのです。”
まさしくこれで、私は「伝えたいこと自体はある」のに、知識も引き出しも少なく、言葉で整理できず、結果断片的にしか言語化できていなかったんです。
でも本を読むと、
「あ、これって昔言われたことあるなぁ」とか「うちでやっている取り組みだなぁ」
と、自分の中の点と点が線になっていく瞬間が増えました。
そのおかげで、単に“感覚で伝えていたこと”が、“理論を伴った説明”に変わり、自分でも驚くほど腹落ちしながら言語化できるようになっていきました🌷
2つ目は、「客観的視点が手に入ったこと」
これが、実は私の中で一番大きな変化でした🌟
自分が陥っていたのは、・何が言いたいか自分でも整理できていない・「誰に」「何を」伝えるのかを決めずに書き始める・結果、主観だけが暴走して読み手が迷子になる
という状態です。
まさにこのコラムの最初の投稿「活躍している人の特徴」を書いたときがその典型でした(笑)
伝えたい“テーマ”だけ決めて、勢いで書き始めたので、気づけばただの「私の感想文」みたいになっていて😂
そこで本で学んだのは、**“なぜ指標(誰に/何を・目的)が必要なのか”**ということ。
指標があると、
- ・書いている最中にズレたら自分で気づける
- ・何度読み返しても、意図から外れていないか確認できる
- ・伝える内容を削ぎ落としてシンプルにできる
これによって、脱・感想文🏋️言いたいことを必要以上に盛らず、筋道立てて伝えられるようになりました!!!
言語化の成長が仕事にもたらしたもの
そして今、その変化が業務にも確実に活きています📝面接での説明も、日々のやり取りも、社内共有も、以前よりシンプルに、そしてブレずに伝えられていると感じます。その変化が嬉しくて、今では本を読むことにもすっかりハマってしまい、気づけば今月4冊目に突入していました📕
もちろん、まだまだ完璧とは思っていないのでこれからもたくさん本を読みつつ、このコラムを通して「私の言語化の成長」を見てもらえたら嬉しいです✨